勝ち気で活発だった私は、授業中に発言する事は好きでした。
小学生のある日の国語の授業でも、発言する時間がありました。
先生に当ててもらいたい私は、勢い良く手を挙げていました。
が、なかなか当ててもらえませんでした。
次々と発言するのを聞いていると、みんな似たような発言でした。
それを聞いた私は、そ〜っと挙げていた手を引っ込めたのでした。
なぜなら私が発言したかった事は、みんなの発言とはかすりもせず、全く違っていたからです。
時代が変わった今なら、全く違っていても受け入れられたかもしれないけれど、当時は昭和。
おまけに全学年1クラスだけの田舎の小さな小学校でした。
なので、1人だけ違う事を言うと、たちまち好奇の目にさらされるのです。
それを知っていたので、その時は発言を控えようと思ったのでした。
今思えば、この時から「人と違っていいんだよ」っと自分に言ってあげていれば、もっと生きやすかったと思います。
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