「子供が嘘をついて困る」と言うママからのご相談です。


お子様の度重なる嘘についてお悩みで、このままだと嘘つきな子に育つのでは?と心配されています。


「嘘をつかないようにするにはどうすれば良いのか?」が知りたいと言われました。


こういう、お子様についてのご相談はとても多いです。


そして、お子様が良い方向に育つように「何とかしたい」と思われます。


結論から言うと、お子様を変えようとするよりも、ママ自身を変えるのが一番早く解決します。


「え?」と驚かれる方が多いのですが、この問題は実はママの問題なのです。


お子様がそれを見せてくれているのです。

 

 

鏡の法則をご存知でしょうか?


目の前の人は自分を映し出す鏡だと言われます。


実際、自分の顔を見るには鏡を使わないと見る事が出来ませんよね?


または、写真に写したのを見るとか。


何かを使わないと、自分の姿を見る事が出来ませんよね?


姿かたちはそう言った「物」を使うと見る事が出来ますね。


では心の中はどうでしょう?


自分の心の中は、何かを使わなくても分かるよって思われるかもしれません。


でも意外と、自分では気づかない事の方が多かったりするんですよね。


それを教えてくれるのが、家族です。


家族は、自分の心の中を映し出してくれる、最強の鏡なんですよね~。


今回のご相談のママの場合は、お子様がママの心の問題を教えてくれているのです。

 

 

お子様が嘘をつくことに対してのお悩みが、まさかママさん自身の問題だったとは・・・


ママさんからお話を伺えば伺うほど、ママさん自身の心の問題が見えて来ました。


真っ先に感じたのは、とても頑張り屋さんだということ。


頑張ることはとても良い事です。


頑張り屋さんな方と言うのは、自覚がないのです。


はたから見て、充分過ぎるぐらい頑張っているのに、自分では「まだまだ」だと思っていらっしゃる方が多いです。


と言うのも、以前の私がそうだったから、とってもよく分かるのです。


なので、ママさんにこんな風に質問してみました。


「ご自分の良い所を3つ言ってください」


頑張り屋さんな方は、この質問にすぐには答えられないのですよ。


もちろん、以前の私も答える事が出来ませんでした。


逆にこの質問をしてみました。


「ご自分の悪い所を3つ言って下さい」


すると、スラスラと沢山言えるのです。


それでね、次はこんな風に質問してみました。


「周りの人から褒められたことありませんか?」


しばらく考えられてから「あります」と言われました。


そこで、こんなアドバイスをしました。


「周りの人から褒められた言葉を、寝る前に声に出してご自分に言ってあげて下さいね」

 

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周りの人から褒められた言葉を、寝る前に声に出して一週間続けられた結果、ママさんの心が少し穏やかになられたようです。

 

ママさんの心に余裕が出来ると、お子様に対するお声がけも変わって来たと喜ばれました。

 

すると、お子様にも変化が起きているそうです。